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UniSea, Inc.Salmones Antartica,S.A. (S.A.) Sealord Group, Ltd.MSC認証取得したホキを調達加工《ニュージーランド》シーロード社サーモンの大規模養殖事業を展開《チリ》サルモネス・アンタルティカ社MSC認証取得したすけそうだらを調達加工《米国・アラスカ》ユニシー社ぶり、まぐろの養殖飼料生産、研究開発《日本》,水産資源の利用のために続的に利用する̶と、グローバルな活動を続けています。ニッスイグループは、世界各地の生産・加工・販売の拠点を連携させたサプライチェーン「ニッスイグローバルリンクス」を構築しています。第一のアプローチは、このネットワークを活用して、グローバルな水産資源の持続的利用に関する基本方針を策定、更にグループ共通施策の策定を進めています。これはニッスイグループの水産資源の持続的利用に関する方針を決定するグローバルリンクスサステナブルボードと、その指示の下に実務を担当するサステナブルオフィサーが中心となり、海外のグループ会社が一堂に集まる国際会議にて進めています。すでに、アラスカのすけそうだら、ニュージーランドのホキの2つの漁場魚種でMSC*認証を取得しております。また、ニッスイグループは一般社団法人 水産資源・海域環境保全研究会の研究活動を支援しています。水産資源・海域環境保全研究会は、持続可能な水産資源量などを独自に調査し、その成果を行政機関に提言することで、水産資源の保護政策に活かすなどの活動を続けています。水産資源の大きなトレンドをつかみ、科学的な調査に基づいて資源の持続的利用の流れを作っていくことも、ニッスイグループの取り組みの一つです。*MSC:海洋管理協議会(Marine Stewardship Council)の略。1997年に設立された、国際的非営利団体(NPO)。認証制度と「海のエコラベル」を通じて、    持続可能な漁業の普及を進めている。持続可能な漁業生産を維持するためのもう一つのアプローチが、養殖事業です。ニッスイグループは日本、チリなど世界各地の海で、水域環境に配慮しながら養殖事業を展開しています。日本では、宮崎県・黒瀬漁場のぶり、鹿児島県・奄美大島などのまぐろなど、付加価値の高い魚の養殖に成功しています。海外では、チリにおけるサーモンの大規模養殖事業など、養殖から加工・販売にいたる一貫した工程を手掛けることで、現地をはじめ世界への水産物の安定した供給に貢献しています。日本、チリ…世界各地にひろがる養殖事業の拠点。世界の海で水産資源の持続的な利用を図るため、多様な取り組みを進めています。7Environmental Report 2012

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