2012_env2
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人口種苗の家系の管理健康な種苗02いけすでの飼料評価試験(大分海洋研究センター)養殖の研究(大分海洋研究センター)ぶり養殖(黒瀬水産(株))養殖事業のイノベー ション自然と共生する、持続可能な養殖事業を目指して。ニッスイグループのイノベーションは加速します。持続可能な水産資源の利用の柱の一つである養殖事業を、将来にわたって維持し、成長させていくために。ニッスイグループでは、水域環境や生態系への負荷を軽減しつつ、安定した養殖を支えるための、人工種苗や育種など多様な研究開発を推進しています。通常、ぶりの養殖は、「もじゃこ」といわれる天然種苗を採捕し、海中に設置したいけすで育て成魚にして出荷しますが、天然種苗は生態系に負荷をかけ資源の枯渇を招く懸念があります。これに対し人工種苗は、飼育した親魚から採卵した卵を孵化して種苗を生産します。ニッスイグループでは現在3代目までの人工種苗が完成し、日本で初めて事業化に成功しました。また、まぐろの親魚からも採卵して人工種苗の実用化試験に取り組んでいます。天然由来の優秀な魚を交配することで、健康で良質な親魚を生み出す育種も充実し、健康な親魚からの種苗生産と、ワクチン接種による魚病リスクの軽減を進めています。鶏や牛などで行われてきた良質な家系を作る技術が、いま魚の養殖にも使われているのです。人工種苗・育種~水産資源を安定して供給するための研究開発。~特集~水産資源へのアクセス●育種の充実~健康な親魚からの種苗生産~ニッスイでは育種を充実し、健康な親魚からの種苗生産、健康な種苗の利用とワクチン接種による魚病リスクの軽減を進めています。特特特特特特特集集集集集集集集集集集集集集集集集集集集集集集集集集~~持続可能な1代目2代目3代目8

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