2012_env2
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廃棄物発生量・リサイクル量廃棄物削減の取り組み資源循環の仕組み“リサイクルループ”冷凍食品のプラスチック製容器包装をリデュース廃棄物の削減とリサイクルリサイクルループ2010年度05,00010,00015,00020,00025,00030,000[t/年]020406080100[%]汚泥    廃プラスチック類  廃油  紙くず  動植物性残渣  その他  一般廃棄物〔2011年度 廃棄物品目別発生割合〕100(%)806040200全体物流事業その他ファイン事業食品事業水産事業17.17.25.58.468.07.714.018.542.23.00.23.015.216.020.243.52.064.721.37.91.614.461.313.88.22.317.260.50.11.618.70.41.33.31.80.13.80.61.51.9〔廃棄物発生量とリサイクル量・リサイクル率(事業別)〕発生量リサイクル量発生量リサイクル量2011年度水産事業 食品事業 ファイン事業 物流事業  その他33,0793,2962,17526,4802,5092,08524,8522,8782,2831,0661,06628628682482414514582082030830873373320020026,03532,5482,0352,08223,10330,37930,37991.891.886.686.6廃棄物リサイクル率28,189限りある資源を最大限有効に活用するため、事業活動を通じて発生する廃棄物の3R(スリーアール)に努めています。国内の直営工場はすべてゼロエミッションを目指し、容器包装廃棄物は2014年度までに原単位10%削減(2011年度比)を目指すなど、廃棄物の削減とリサイクルを推進します。廃棄物を減らす。繰り返し使う。再資源化する。事業活動のあらゆる局面で3R*を目指します。Environmental Report 20122011年度の廃棄物発生量は33,079tで、前年度に比べ約1.6%増加しました。これは、生産量が前年比106%と増加したためで、原単位では廃棄物発生量は約4%減少しています。廃棄物の品目別では、動植物性残渣が約42%ともっとも多く、紙くず約18.5%、汚泥約17%、廃プラスチック類約14%です。また、2011年度のリサイクル量は30,379t(前年度28,189t)でした。リサイクル率は約92%で、2010年度の約87%に比べ増加しました。八王子総合工場と(株)チルディーは、JA庄内みどり様と協力し、食品残渣を再生利用した堆肥で土壌を豊かにし、そこで育てた農作物を原料とするリサイクルループを構築しました。これは、工場から出る野菜くずや惣菜くずなどを堆肥化し、山形県庄内地方の契約農家で水田への堆肥として使用する、資源循環の仕組み。収穫されたコメは、八王子総合工場のピラフ用原料となります。ニッスイは、家庭用冷凍食品として人気の自然解凍品シリーズ(3種の和惣菜など)の包装容器を薄肉化・軽量化するなど、リデュースを推進しています。個分け用のカップの材質をプラスチックから紙に変更し、トレー形状も変更することで、1パックあたり20%軽量化しました。ニッスイグループは、包装の軽量化などを通じて、計画的な容器包装廃棄物の削減を推進します。改良前個分け用のカップをプラスチックから紙に変更。トレーの形状も変更した。改良後田んぼへの施肥リサイクル堆肥豊かに実ったコメ*3R:2000年に循環型社会形成推進基本法において導入された、廃棄物やゴミを減らすためのキーワード。Reduce(リデュース):減らす、Reuse(リユース):繰り返し使う、Recycle(リサイクル):再資源化する、の頭文字をとったものです。13

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