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ニッスイ100年の歴史を発信するニッスイパイオニア館フードバンクへの参加横須賀マイ・タウン・ティーチャーに社員を派遣海外でも行われたニッスイグループクリーンアップ作戦葛西臨海水族園へ南極海の魚を生きたまま提供Environmental Report 2012「ニッスイ環境報告書2011」へのご意見、ありがとうございました。「ニッスイ環境報告書2011」(2011年10月発行)について、さまざまなご意見や感想をお寄せいただきました。誠にありがとうございます。今後もさまざまなステークホルダーの皆さまの声に耳を傾け、事業活動やより良い報告書の作成に活かしてまいります。多くの方々のご協力をいただき、8回目の環境報告書を発行することができました。今回はニッスイの新中期経営計画と水産資源へのアクセスをご紹介させていただきました。環境への取り組みは従業員一人ひとりが重要な役割を担います。今後も一歩ずつ着実に歩みを進めてまいります。同封のアンケート用紙などで、皆さまのご意見・ご感想をお聞かせ願えれば幸いです。2008年11月より、支援の必要な人々に食料を提供するNPO法人セカンドハーベストジャパンの活動に参加しています。セカンドハーベストジャパンは、安全でありながら市場の流れから外れてしまった食品と、食べ物を十分に手に入れることのできない人々を結ぶフードバンクの役割を担っています。2011年度は約36.7tの冷凍食品を寄贈しました。今後も継続して活動を行っていきます。昨年8月に開館したニッスイパイオニア館は、ニッスイが100年にわたり収集した水産業に関する資料を提供し、情報発信を続けています。初年度8ヵ月間で1,105人の方に、2年目の今年度上期は6,584人の方にご来館いただきました。ニッスイ戸畑工場と連携した地域の小学校の社会科見学の支援や、地元生涯学習センターなど市民サークルの団体見学受入れ、若戸大橋開通50周年記念イベントへの参画など、地域社会と積極的に交流しています。横須賀市では、2年前より中学生を対象に「よこすかキャリア教育推進事業」を実施しています。その一つとして、地元企業が社員を横須賀マイ・タウン・ティーチャーとして派遣し、グループディスカッションを行っています。ニッスイグループの日本海洋事業(株)は、船長、航海士、海中ロボット操縦士などさまざまな職種の従業員8名を派遣し、生きた海洋教育に貢献しています。ニッスイグループは、工場・事業所周辺の清掃を一斉に行う「クリーンアップ作戦」を2010年度から実施しています。この作戦を海外のグループ企業にも展開。アメリカのゴートンズ社やユニシー社でも実施しました。ユニシー社は、ウナラスカ市の清掃週間の活動に参画。2011年と2012年の5月には、ユニシー社の従業員がアマクナク島の約半分のエリアを清掃しました。クリーンアップ作戦は、地域社会とのより良い関係づくりに加え、従業員の環境意識向上につながっています。葛西臨海水族園では、世界の海エリア「南極海」の水槽で「ジャノメコオリウオ」を展示しています。血液が無色透明という珍しい特徴を持つ魚です。ニッスイは、葛西臨海水族園より依頼を受け、2011年5月に当社の事業船が南極海で捕獲に成功。2ヵ月近い操業期間中に船上で飼育を続け、8月に葛西臨海水族園に到着しました。わずかな水温の上昇で生命に影響するほど水温調整が難しく、生きた状態での展示は世界初です。編 集後 記© 2012 葛西臨海水族園ニッスイパイオニア館が入るニッスイ戸畑ビル生徒とのディスカッション風景(写真提供:よこすかキャリア教育推進事業事務局)清掃風景(ユニシー社)17

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