環境報告書2013
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パッケージのカット部分がストレートで、台所でぬれた手では開けにくいことがありました。パッケージのカット部分をギザギザに変更し、開けやすくしました。「活きちくわ」のパッケージの改善お客様のご不満への対応も、品質保証活動の一つです。ニッスイグループでは、食の「安全・安心」を守る活動の一環として、お客様の声を商品の改善や新たな商品開発に活かす、お客様満足推進活動に取り組んでいます。*CS:お客様満足(Customer Satisfaction)の略。「安全・安心」を基盤にお客様満足を創りだす、独自のCS*活動を推進しています。お客様とともにお客様の声を活かした商品開発ニッスイでは、商品の「安全・安心」を確保する品質保証活動の司令塔として、社長を委員長とする「品質保証委員会」を設置。生産から流通にいたる全社的な品質保証体制を運営し、重要な苦情については速やかな対策をとります。この「品質保証委員会」直轄の組織が、「お客様満足推進部会」です。お客様の“苦情”を商品開発へフィードバック。「お客様満足推進部会」は、お客様サービスセンターに寄せられた声を活かした、商品の改善活動や新たな商品開発に取り組んでいます。ニッスイグループでは、お客様の声を“クレーム”ではなく“苦情”と呼びます。“こちらに非がある”という前提に立った対応が、お客様満足の基本と考えるからです。取り組み事例お客様の声が商品の改善につながった事例をご紹介します。お客様のご不満の解消にとどまらず、ご満足を増やすことが、商品改善・開発活動の目標です。「社外の声も取り入れて、お客様の視点に立った商品づくりを進めます。」お客様から寄せられる声の多くは、商品に対する問い合わせです。こちらからよりわかりやすい情報発信をすることで、お客様からお電話をいただかなくとも済む体制を作りたいと考えています。パッケージでの情報提供でも、年齢を重ねた方にも見やすく、わかりやすい表示を心がけたいですね。よりよい商品づくりに大切なのは、お客様の視点であり、会社の外からの意見です。社外の方も招いた意見交換会なども開催し、お客様のご不満の解消にとどまらず、お客様満足を生み出すしくみをさらに充実させていきます。〈お客様サービスセンター 所長 長崎 純〉袋に開けやすいギザギザをつけて、お客様のイライラをなくしました。〈お客様からの声〉などの声が寄せられていました。「袋に切り口がないから開けにくい!」「調理中に手がぬれていると、 すべって開かない!」「殺菌方法 120℃で4分間加熱」と記載。食べ方の表示はありませんでした。「おさかなのソーセージ」の召しあがり方の表示商品のおいしい召しあがり方を、パッケージでお知らせしました。「120℃で4分間殺菌してあります*」「そのままでもおいしくお召しあがりいただけます。」と食べ方をパッケージに表示しました。〈お客様からの声〉「おさかなのソーセージ」に対し、上記のような声が寄せられていました。「そのまま生でも食べられますか?」*殺菌方法は、食品衛生法で記載が必須の項目です。〈改善前〉〈改善後〉〈改善前〉〈改善後〉

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