環境報告書2014
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Environmental Report2014▲ヘリ乗員向け 水中脱出訓練日本サバイバルトレーニングセンター世界水準の救命訓練で、海で働く人々の生命を守る。“海の男たち”の豊富な経験から生まれた、日本初の総合サバイバルトレーニングセンター。多彩な業種の訓練生たち。洋上サバイバル訓練は、海の安全へのパスポートです。未来へのカギは海にある。その想いを胸に、ニッスイマリン工業は多彩な海洋事業を展開しています。海洋土木事業や海洋資源の開発、船員の派遣、船舶エンジニアリングなど、洋上に求められるあらゆる技術やスキルが事業領域です。日本サバイバルトレーニングセンター(NSTC)は、そんなニッスイマリン工業が海で働く人々の安全を守るために2011年に開設した、日本初の総合サバイバルトレーニングセンターです。世界では、海洋資源開発事業に従事する場合、OPITO認証訓練施設でのトレーニング受講を求められるケースが一般的です。そのため、NSTCには商社、プラントエンジニア、船員、資源開発会社など多様な業種の人材が訪れ、洋上サバイバルのための世界標準の訓練に真剣に取り組んでいます。NSTCのサバイバル・トレーニングは、世界の海で安全に活躍するためのパスポートなのです。洋上サバイバルの国際標準、OPITO※認証に即した実践的な訓練メニュー。NSTCでは、洋上サバイバル訓練の国際標準OPITO認証に則ったトレーニング・メニューが組まれています。たとえば、施設内に設けられた訓練用プールを使った、水没するヘリコプターからの脱出訓練。救命艇や救命いかだの操作訓練や、洋上での消火訓練。多彩で実践的なメニューによって、洋上で働く人々の生命を守るスキルとマインドが身についていきます。※OPITO:海で働く人々のサバイバル・スキルを向上させる訓練や、安全な作業方法の基準を設けるために、イギリスの石油開発業界が設立した組織。その認証は、洋上サバイバル訓練の国際標準となっています。▲海外のトレーニング施設などで訓練を受けたインストラクターたち海に関わる社会への貢献特集2~社会とともに~ かつてニッスイは、世界の海を舞台に遠洋漁業を展開していました。200海里時代の到来によりこの事業から撤退した後も、洋上での豊かな経験とスキルを持つ人材が残りました。鍛え抜かれた漁船員とその技術を活かし、日本の海洋事業に貢献するために設立されたのが、ニッスイマリン工業(株)と日本海洋事業(株)です。両社とも環境マネジメントシステムの国際規格ISO14001を取得し、地球環境に配慮しながら、海で働く人々の安全や海洋探査に関わる事業を推進しています。◀ヘリ脱出訓練では、4名の生徒に 2名のインストラクターがつきます日本サバイバルトレーニングセンター外観▶商号ニッスイマリン工業株式会社従業員数301名(2014年3月31日現在)事業内容URL海洋土木事業、船員派遣事業、内航船舶賃渡業、海洋資源開発関連事業、船舶運航管理業、海/陸エンジニアリング事業、船舶資機材手配/輸出、石油類販売、船舶コンサルタント、教育訓練事業等http://www.nissui-marine.co.jp/Environmental Report820142014Environmental Report8

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