環境報告書2014
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地球環境とともにCO2の削減従業員が知恵をしぼった省エネ・節電の取り組みをはじめ、多様な施策でCO2排出量の計画的な削減を進めます。地球温暖化の原因の一つとされるCO2排出量の削減に向けて、グループが一体となった計画的な取り組みを進めています。従業員が主体的に参画する省エネルギーや節電の取り組み、CO2排出係数の小さいエネルギーへの転換、再生可能エネルギーの利用などを通じて、グループのCO2排出量の削減を推進。2011年度実績を基準に、3年間で3%の削減が目標です。CO2排出量CO2排出量削減の取り組み2013年度、国内グループ会社のCO2排出量は180,950tとなり、前年度比約7.5%の増加となりました。これは、電気事業者の電力使用1kWhあたりのCO2排出係数が増加したためです。2011年度を基準(CO2排出係数を固定)にした時の排出量は149,607tで、2011年度比約4.0%の削減となり、目標を達成しました。これは、各事業所における節電や省エネルギーの努力、一層のムダの排除やLED照明の導入促進などの取り組みが行われた結果です。2014年度もこれらの取り組みを継続してまいります。使用しているエネルギー別のCO2排出内訳は、電力が55.4%(前年度56.8%)と2分の1以上を占め、続いて都市ガスが21.4%(前年度17.8%)、A重油が11.4%(前年度13.0%)などでした。都市ガスの使用量を削減する取り組み都市ガスを主に使用する直営5工場を回線でつないで会議を行い、削減取り組みの好事例について各事業所で有効利用を図りました。これにより、配管や機器への断熱材の追加設置、蒸気漏れの定期点検、ボイラーの省エネ運転などで効果を上げ、都市ガス使用量の削減につなげています。スケール*除去による電力量の削減冷凍機や空調機に設置されている屋外機で使用する水には、ミネラル分が含まれており、スケールが配管内に付着します。スケールが付着すると、冷凍機に負荷がかかり、電力を余分に消費します。そこで各事業所では、定期点検・清掃を実施するとともに、スケール低減装置を設置してスケール付着を予防し、冷凍機への負荷増加を抑制しています。2011年度2011年度155,801155,8012012年度2013年度2013年度2012年度168,337152,068180,950149,607[CO2排出量]030,00060,00090,000120,000150,000180,000[t-CO2/年]※左のグラフは、2011年度の電気事業者のCO2排出係数を使用して算出。 右のグラフは、各年度の電気事業者のCO2排出係数を使用して算出。[2013年度 CO2排出量品目別発生割合]電力55.4%A重油11.4%軽油4.5%灯油0.9%LPG5.7%都市ガス21.4%ガソリン0.7%青色のバルブに取り付けた断熱ジャケット冷凍機の屋外機*スケール…水に含まれるミネラル分が固形化したものEnvironmental Report132014

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