環境報告書2014
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地球環境とともに廃棄物の削減とリサイクル廃棄物の削減と再資源化を目指し、事業活動のあらゆる局面で3R*を推進します。限りある資源を最大限有効に活用するため、事業活動を通じて発生する廃棄物の3R(スリーアール)に努めています。国内の直営工場はすべてゼロエミッションを目指し、廃棄物の削減と再資源化を推進。また、容器包装廃棄物は2014年度までに原単位10%削減(2011年度比)を目標に、廃棄物の削減とリサイクルに継続的に取り組んでいます。*3R:2000年に循環型社会形成基本法において導入された、廃棄物やゴミを減らすためのキーワード。Reduce(リデュース): 減らす、Reuse(リユース):繰り返し使う、Recycle(リサイクル):再資源化する、の頭文字をとったものです。廃棄物発生量とリサイクル量ニッスイグループは、2012年度実績比1.9%削減を目標に廃棄物削減に取り組みました。その結果、2013年度の廃棄物発生量は31,710tで、前年度に比べ約1.8%の削減となり、目標に今一歩届きませんでした。不良品発生率の“見える化”や生産ラインの歩留まり向上などに継続的に取り組んでいきます。国内直営工場のゼロエミッションについては、9工場中4工場でゼロエミッションを達成しました。また、2013年度のリサイクル量は30,270tでした。リサイクル率は約95.5%で、2012年度から着実に向上することができました。容器包装廃棄物削減の取り組み家庭用冷凍食品、加工食品などでプラスチックトレー、フィルムの薄肉化の取り組みを継続し、2013年度は約37tの削減ができました。原単位では前年度比0.5%削減できましたが、2011年度比では3.8%増加しました。今後も小型化・軽量化などの取り組みを進めていきます。廃棄物削減の取り組み小さな工夫の積み重ねで廃棄物4%削減に挑む〈(株)北九州ニッスイ〉北九州ニッスイでは、廃棄物4%削減を目標にムダを取り除く工夫を、従業員参加の小集団活動なども取り入れて推進しています。たとえば製品の落下を防ぐため、ベルトコンベアに設置する落下防止ガイドを補強したり、大学いもラインの火力の調整による不適合品の削減など、目標達成に向けさまざまな知恵をこらしています。また、包装材のダウンサイズや、夏場のピークカットによる電力対策の優秀者を表彰する環境・省エネキャンペーンを計画するなど、工場内のすべての「もったいない」の削減を図っています。30,19630,27031,7102012年度30,3792011年度2013年度廃棄物リサイクル率〔廃棄物発生量とリサイクル量・リサイクル率〕発生量リサイクル量発生量リサイクル量32,30305,00010,00015,00025,00020,00030,00035,000[t/年]020406080100[%]95.595.593.593.5発生量リサイクル量33,07991.891.8動植物性残渣37.5%廃油4.2%その他4.0%紙くず17.9%廃プラスチック類16.1%汚泥18.3%一般廃棄物2.0%〔2013年度 廃棄物品目別発生割合〕製品落下防止のガイド容器包装の削減事例えびプリプリフライEnvironmental Report142014

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