環境報告書2014
18/20

水とエネルギーの有効活用で「もったいない大賞」を受賞 〈日豊食品工業(株)城南工場〉農林水産省の外郭団体であるバイオマス資源総合利用推進協議会が主催した第1回「食品産業もったいない大賞」で、日豊食品工業 城南工場が審査委員会委員長賞を受賞しました。「食品産業もったいない大賞」とは、食品産業の持続可能な発展に向け、地球温暖化・省エネルギー対策で顕著な実績を挙げている企業などを広く表彰するもの。日豊食品工業 城南工場では、夏場の製造室温度の上昇低減や、冷却水の流量最適化に向けた節水活動など、15項目において従業員主体の改善活動を積み重ねており、中小企業が参考にできる取り組みとして評価されました。地球環境とともに水使用量の削減限りある貴重な水資源を、大切に守り続けます。地球上の水で、くらしに利用できる淡水はわずか0.8%にすぎません。事業の基盤となる大切な水資源を守るため、ニッスイグループは工場での節水や水の再利用などによる水使用量の削減を計画的に推進しています。水使用量ニッスイグループは、2012年度実績比2.4%削減を目標に水使用量削減に取り組みました。その結果、2013年度の水使用量は約3,552千㎥で、前年度比で約0.8%削減とほぼ横ばいでした。今後も、清掃時のマニュアル化、使用量の見える化、従業員参加型の小集団活動など、節水に向けた工夫に継続して取り組んでまいります。なお水の供給源の内訳は、井戸水が約54%、市水が約30%、工業用水が約15%でした。[2013年度 水使用量品目別発生割合]市水30.4%井戸水54.3%工業用水15.3%[水使用量]2012年度2013年度01,0005001,5002,0002,5003,0003,5004,000[千m3/年]3,5523,5802011年度3,607工場の敷地に、水の清らかさを示すビオトープを設置ニッスイ安城工場では、排水路を再整備する際にビオトープ*を設置しました。新たに設けた池に、魚や水棲昆虫、水草などの生態系を再現しました。水の清らかさを示す生物モニターとしての役割のほか、地域の環境学習の場としても活用されています。きれいな水を守りながら地域社会に貢献する、ニッスイグループの取り組みの一つです。*ビオトープその土地に昔からいた魚や昆虫、植物などの多様な生物が、自然の生態系をつくっている空間のことです。最近では企業の敷地内などにビオトープを設ける活動が盛んであり、子どもの環境学習の場として大きな役割を果たしています。水量調整バルブEnvironmental Report152014

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です