環境報告書2014
8/20

~くらしとともに~ 食を通つうじた健康への貢献特集1自然からの恵みを余すことなく活用する、ニッスイグループのファインケミカル事業。「魚油」から採れる海の恵みを、健康の維持管理に活かします。世界に先駆け、高純度のEPAの抽出・精製に成功。医薬品原料から化粧品まで。さまざまな形で、海の元気をお届けしています。貴重な海からの恵みである魚を、余すところなく使いきりたい。地球や海への感謝の気持ちから、ニッスイグループは、魚から抽出した「魚油」を活用するファインケミカル事業を推進しています。「魚油」には、血液・血管の健康維持に重要であるEPA※や、乳幼児の脳や神経の発達に必要なDHA※などの機能性脂質が豊富に含まれており、医薬品や健康食品の原料となります。※EPA:エイコサペンタエン酸 ※DHA:ドコサヘキサエン酸EPAは、いわしやさばなど青魚に多く含まれる成分です。ニッスイは、健康に役立つEPAの効果にいち早く着目し、1970年代から研究をスタート。10年以上の歳月を経て、1980年代にいわしの「魚油」から高純度のEPAを製造する技術を世界で初めて開発しました。その他、同じく「魚油」に含まれるDHAや、肌の保湿性にすぐれたオレンジラフィー油など、さまざまな価値ある成分の抽出と活用に成功しています。EPAやDHAなどの成分は、世界中に輸出され、医薬品や健康食品、乳児用粉ミルクや栄養剤、化粧品などさまざまな商品の原料として多くの人々の健康で快適なくらしに役立っています。ニッスイグループのファインケミカル事業は、健康に役立つ「魚油」の効能をさらに研究・開発する一方、「海の元気倶楽部」を通じての一般消費者への製品販売など、医と食を通して健康に貢献していきます。5Environmental Report2014

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です