社会・環境報告書2016
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地球環境とともに地球温暖化の原因の一つとされるCO2排出量の削減に向けて、数値目標を定め、グループが一体となった計画的な取り組みを進めています。事業のさまざまなシーンでの省エネルギーや節電、最新設備への入れ替え、再生可能エネルギーの利用などを通じて、CO2排出量の削減を着実に推進しています。CO2排出量削減の取り組みボイラー入れ替えでCO2排出量を削減((株)ハチカン)グループ会社の(株)ハチカンでは、ボイラーを重油から天然ガス(LNG)に入れ替えることでCO2排出量を大幅に削減しています。冷食工場と常温工場をあわせて、2016年1〜3月で730t-CO2の削減効果が確認できました。エコキュート導入による環境負荷低減(モガミフーズ(株))グループ会社のモガミフーズ(株)は、冬期の蒸気不足解消と環境負荷低減を目的に、大気の熱を利用してお湯を沸かす給湯器エコキュートを導入。重油の削減につながり、2014年度総量の1.4%にあたる70t-CO2を削減しました。今後は冬期の運転を調整し、さらなる省エネ化を図ります。太陽光発電で省エネとCO2削減を推進(弓ケ浜水産(株))鳥取県境港市で銀ざけの養殖に取り組む弓ケ浜水産(株)は、2015年より太陽光発電システムを導入し、2015年7月〜2016年3月で25万kWhを発電。海とともに生きる企業として、今後も環境保全に貢献します。天然ガスボイラーエコキュート太陽光発電システム[2015年度 CO2排出量品目別発生割合]電力63.0%A重油6.9%軽油3.8%灯油1.1%LPG4.1%都市ガス19.6%ガソリン0.5%天然ガス1.0%CO2の削減グループを挙げた取り組みで、CO2排出量を計画的に削減しています。2015年度、ニッスイグループのCO2排出総量は175,368tで、前年度比2.7%の削減となりました。使用しているエネルギー別のCO2排出内訳は、電力が63.0%(前年度55.1%)と前年度よりも割合が増え、続いて都市ガスが19.6%(前年度22.7%)、A重油が6.9%(前年度10.5%)などでした。CO2排出量目標2014年度比1.0%削減実績2014年度比2.7%削減2015年度2014年度2015年度2014年度[CO2排出量の推移]030,00060,00090,000120,000150,000180,000[t-CO2/年]※購入電力量のCO2排出量は、電気事業者のCO2排出係数を使用して算出しています。2014年度の電気事業者のCO2排出係数を使用した場合各年度の電気事業者のCO2排出係数を使用した場合水産事業食品事業物流事業ファインケミカル事業その他15,990109,17529,3824,96120,64415,406108,14729,5734,96520,893180,15215,990109,17529,3824,96120,644180,152178,98415,071106,40028,7144,80320,380175,36817Social and Environmental Report2016

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