社会・環境報告書2016
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地球環境とともに限りある資源を最大限有効に活用するため、グループを挙げた3R*(スリーアール)により事業活動を通じて発生する廃棄物の削減と再資源化を推進。国内の直営工場はすべてゼロエミッション*を目指しています。また、容器包装廃棄物の削減とリサイクルに継続的に取り組んでいます。廃棄物削減の取り組み*3R:2000年に循環型社会形成基本法において導入された、廃棄物やゴミを減らすためのキーワード。Reduce(リデュース):減らす、Reuse(リユース):繰り返し使う、 Recycle(リサイクル):再資源化する、の頭文字をとったものです。*ゼロエミッション:廃棄物の99%再資源化を目指すニッスイの取り組み2014年度2015年度発生量リサイクル量発生量リサイクル量05,00010,00015,00025,00020,00030,00035,000[t/年]33,2404,63624,1163,17989741230,4213,34222,9593,10485516133,9074,42324,6013,46682359432,4533,67824,3263,346793310[廃棄物発生量とリサイクル量(事業別)]水産事業食品事業物流事業ファインケミカル事業その他廃棄物の削減とリサイクル3Rの取り組みにより、廃棄物の削減と再資源化を促進します。2015年度の廃棄物発生量は33,907tで前年度に比べ2.0%増加しました。生産工程内で発生する品質基準に適合せず発生した廃棄品が多かったためです。一方2015年度のリサイクル率は95.7%で、昨年度比4.2%改善することができました。廃棄物の品目別では、動植物性残渣が37.5%と最も多く、汚泥19.9%、紙くず16.5%、廃プラスチック類14.8%、廃油5.4%、その他産業廃棄物4.3%、一般廃棄物(事務所系)1.6%の順でした。ゼロエミッションについては9工場中6工場が達成しました。廃棄物発生量とリサイクル量目標2014年度比5.8%削減実績2014年度比2.0%増加東京・港区「みんなと3R」展でニッスイの活動を紹介(2015年10月、2016年2月)ニッスイは、みなと区役所が主催し、2015年10月にみなと区役所、2016年2月に港区エコプラザで開催された「みんなと3R」展に参加しました。ソーセージのエコクリップへの変更や、キャラクターソーセージの小箱のラップフィルムをはずしたこと、生産工場での小集団活動による廃棄ロス削減の取り組みについてパネルで紹介し、廃棄物削減の取り組みに理解を深めていただくことができました。小集団活動でほうれん草廃棄物を削減(モガミフーズ(株))グループ会社のモガミフーズ(株)では、小集団活動により自然解凍冷凍食品「ほうれん草3種のおかず」の廃棄物を削減しています。設備に治具を取り付け、盛付カップが動かないよう工夫したり、ほうれん草がコンベアに付着しないようにするなどの工夫で、廃棄率を0.11~0.62%削減することができました。生ゴミ処理機の導入で廃棄物を削減((株)チルディー)グループ会社の(株)チルディーでは、生ゴミ処理機を活用し食品廃棄物を大幅に削減しています。生ゴミ処理機は菌床が入った撹拌器により植物性残渣を分解するもので、2014年11月より導入し、菌床の工夫により現在では1日に100kgの処理が可能となり、年間32.9tの廃棄物削減につながりました。みなと区役所での展示治具検討の様子生ゴミ処理機廃油5.4%その他産業廃棄物4.3%紙くず16.5%廃プラス チック類14.8%汚泥19.9%一般廃棄物(事務所系)1.6%動植物性残渣37.5%[2015年度 廃棄物品目別割合]18Social and Environmental Report2016

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