社会・環境報告書2017
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環境負荷の低減と生産性を  白姫えびの養殖は、まずハワイから養殖に被害を与えるような特定の病原菌を持たない親エビ(SPF*親エビ)を輸入し、大分海洋研究センターで産卵させます。生まれた稚エビは、20日間で1mg程度の大きさまで成長後、南九州市頴娃町の養殖研究施設へ。ここで約3か月半かけて20g程度まで育った白姫えびは、水揚げ、包装され試験販売されます。 2017年2月より出荷開始し、2018年には年間200tの出荷を目指しています。 今後安定した生産ができるようになれば、生産量も上がり、本格的な流通を行うことができます。日本全国への販売拡大を目指して、日々取り組んでいます。ハワイから大分、鹿児島へ。白姫えびの養殖リレー。大分海洋研究センター大分海洋研究センター頴娃養殖研究施設頴娃(えい)養殖研究施設輸入された親えびから採取した卵から、生まれて3日目のゾエア(エビの幼生)。生まれて20日。1mg程度に育った稚エビ(PL10)。3ヶ月半で、20g程度まで育成。水揚げ・出荷・試験販売。輸送大分海洋研究センター開聞岳を望む美しい海岸に隣接している* SPF: Specic pathogen freeニッスイグループの最先端の活動特集 白姫えびのバイオフロック養殖法8Social and Environmental Report2017

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