社会・環境報告書2017
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両立した、白姫えびの養殖。 ニッスイグループの新たな養殖事業への挑戦は、白姫えびにとどまりません。ブリやサーモンに加え、大分海洋研究センターでは極めて困難とされるタコの完全養殖に成功しています。大分海洋研究センターでは、さまざまな魚種の成熟制御、育種、種苗生産技術、飼料開発、健康管理などを研究しており、今後も新たな養殖事業の開発に取り組んでいきます。 ニッスイグループの将来の成長にもつながる、持続可能な水産資源の活用を目指して、養殖事業の挑戦と進化は止まりません。大分を起点とする、新たな完全養殖へのアプローチ。 白姫えびは輸入のバナメイエビとは異なり、鮮度が高い状態で提供できるため、寿司店やホテル、中華料理店などに高級品として試験販売されています。その食味や調理法の研究のため、地元の料理店で試験的にメニュー化されており、「甘くて美味しい」とお客様からご好評をいただいています。 頴娃養殖研究施設の地元・南九州市には大変ご支援頂き、将来的には地域の名産品に育てたいという声、また、ふるさと納税の返礼品として検討したりなど、声援を頂いています。 大分海洋研究センターでは、ニッスイグループクリーンアップ作戦の一環として施設周辺の海岸清掃を自発的に行ったり、職員の地元採用や、地域の小中学校による施設見学なども実施しています。今後、地産地消や地域の産業振興、雇用確保、体験学習などにも貢献していきたいと考えています。地産地消、産業振興、体験学習…地域の応援に応える取り組み。頴娃養殖研究施設のメンバー大分海洋研究センターと施設を管理する臨海研究株式会社のメンバー佐伯市立松浦小学校から見学後お礼の寄せ書き佐伯市立鶴見中学校見学の様子ニッスイグループの最先端の活動特集 白姫えびのバイオフロック養殖法9Social and Environmental Report2017

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