社会・環境報告書2017
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豊かな海を守り、持続可能な水産資源の利用と調達を推進するマテリアリティ1人権や環境保全などCSRに配慮した原材料・製品(ニッスイブランド品)調達の仕組みを作るために、次の3つの課題を掲げています。①調達方針・サプライヤーガイドラインの準備②仕組みの構築と目標・ルール設定③具体的な運用に向けた取り組み持続可能な「調達」を実現するため、まず「調達」する上での、遵法や人権、環境などへの配慮についての基本的な考え方を整理し、調達基本方針としてまとめています。また、お取引先と協働しつつ「調達」を行うため、サプライヤーガイドラインの整備を行うとともに、CSR達成度のセルフチェックシートの提供などのフォローシステムを構築していきます。人権や地球環境に配慮した、持続可能な原材料・製品調達の仕組みを、お取引先と協働して構築します。CSR調達社会課題ニッスイグループ調達基本方針 私たちニッスイグループは、創業の理念に基づき、「地球や海の恵みに感謝し、5つの遺伝子から多様な価値を創造し、事業を通じて社会の課題解決に取り組む」ことを宣言しています。 そこで、原料等の調達においてもステークホルダーの期待に応え、社会貢献に寄与できるよう、CSR行動宣言を踏まえて「ニッスイグループ調達基本方針」を策定しました。 私たちニッスイグループは、本方針に従って、お取引先のご理解とご協力、ご支援を仰ぎながら、信頼関係に基づく調達を推進してまいります。CSR調達ワーキンググループの取り組みCSR重要課題への取り組み状況マテリアリティ 1 ❶調達原則1.お取引先は、品質、コスト、デリバリー、 サービスを総合的に勘案し選定します。2.新たなお取引先に対しては、等しく門戸を 開放します。3.規格保証書の入手と相見積もりにより、 適正な品質、価格で取引を行います。4.安全性の担保と品質の向上を前提とした コストダウンを積極的に推進します。❸環境配慮1.地球や地域の環境保全に配慮されている原料等の 調達を推進します。2.原料等の調達では、持続可能性、生物多様性、 生態系の維持に配慮されていることの確認に努めます。3.資源、エネルギー等の循環利用に配慮されている 原料等の調達に努めます。❺お取引先との協働1.重要なビジネスパートナーとしてお取引先と密接に協働します。2.お取引先に本調達方針をご理解いただき、ご支援とご協力を仰ぎます。3.お取引先からの様々なご提案については、真摯に検証、検討します。❹人権配慮1.強制労働、児童労働、従業員の非人道的扱いに関わる 原料等でないことを要請します。2.従業員の連携の自由を尊重し、差別のない職場から 供給される原料等の調達に努めます。3.労働安全、衛生管理が適切な職場から供給される 原料等の調達に努めます。❷遵法・調達倫理1.日本や関係各国の法令・ルールや 社内規則を遵守します。2.お取引先と交わした契約を誠実に 履行します。3.お取引先から知り得た情報の重要性を 理解し、機密を保持します。4.公正・公平な対応、透明性の高い手順に よってお取引先との信頼関係を築きます。5.不適切な利益供与や受領等の不正行為を 排除します。11Social and Environmental Report2017

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