社会・環境報告書2017
15/26

豊かな海を守り、持続可能な水産資源の利用と調達を推進するマテリアリティ1鮭鱒マグロカンパチぶりさばマダイエビ奄美佐渡伊根境港対馬壱岐市(石田・郷ノ浦)松浦市鷹島五島佐世保市黒島甑島(薩摩川内市)鹿児島市喜入南さつま市坊津南九州市頴娃町内之浦(肝属郡肝付町)串間市鹿屋市延岡市佐伯市上浦大山周辺胎内大分海洋研究センター東京イノベーションセンター養殖の推進生物多様性の保全活動大規模沖合養殖システムの海洋実証試験を実施(弓ヶ浜水産(境港))ニッスイグループの弓ヶ浜水産(株)は、2016年12月~2017年5月、鳥取県境港市沖合のギンザケ養殖場で新日鉄住金エンジニアリング(株)と「大規模沖合養殖システム」の実証試験を実施しました。実証試験では、沖合3kmの漁場に約300㎡のプラットフォームを建設し、海上での飼料の大量貯蔵技術や長距離搬送技術、適正な給餌管理技術について検証。ニッスイが開発した給餌制御システム「アクアリンガル®」を生簀内に設置し、ギンザケの食欲に応じた無駄が少なく環境負荷を抑えた給餌管理を行いました。八王子宇津貫緑地保全体験2016年6月11日、4回目となる里山保全体験講座を実施しました。東京・八王子のニッスイ東京イノベーションセンターの隣地にある宇津貫緑地をフィールドに、ニッスイ従業員とその家族55名が参加し、「宇津貫みどりの会」の指導・協力のもと、そこに生息する生き物について学び、「竹の伐採」「下草刈り」などの保全活動を行いました。参加者からは、「どういう竹を切ると森の保全になるかよくわかった」などの感想が寄せられました。多摩川干潟生物多様性学習講座2016年10月16日には、多摩川河口干潟で生物多様性学習講座を実施しました。ニッスイと関係会社の従業員、その家族62名が、「NPO法人 多摩川干潟ネットワーク」の指導・協力のもと、干潟に生息する生き物やその保全の大切さについて学びました。当日は大潮で干満の差が大きく、干潟が露出し絶好の観察日和となりました。参加者からは、「驚くほど多くのカニ・エビが住んでいてびっくりした」などの声が上がっていました。ニッスイグループ養殖関連事業所・養殖場マップ多様な生物が生息できる環境を守るため、ニッスイグループでは「環境憲章・行動指針」に生物多様性の保全を明記し、森・川・海をフィールドとした生物多様性保全活動を推進しています。CSR重要課題への取り組み状況マテリアリティ 1 13Social and Environmental Report2017

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です