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トップメッセージ

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【人物写真】株式会社ニッスイ社 社長 浜田 晋吾

人財の力を引き出し、新しい“食”を創造する

株式会社ニッスイ
代表取締役社長執行役員
最高経営責任者(CEO)
【社長サイン】浜田 晋吾

ニッスイグループの価値の源泉は人財です。どれだけ生産ラインや業務が機械化・自動化されたとしても、そこで生まれる製品の品質を左右するのは最終的には携わっている人財であり、長期ビジョンでは人財価値の創出を重視しています。
ミッションに掲げる新しい“食” (innovative food solutions) とは、現在の課題や未来のニーズを踏まえた食、もしくはそれに関連するコト・モノです。メニューや商品に限定せず、さまざまな社会課題を解決できるinnovative solutions (革新的な解決策)であり、それを生み出すのは間違いなく「人財」なのです。

2024年3月にフランスのアメシス社と提携、アフリカのプライベートエクイティファンドに出資し、未来の大きな市場であるアフリカ大陸の調査を始めました。当社としては初めての取り組みです。このように、たとえ突飛と思われるアイデアであっても、発想は自由でいいと考えています。当社グループの人財は非常に真面目で優秀です。決められたことや業務をきちんとやり遂げ、優れた能力を発揮してくれています。一方で、長期ビジョンの実現には、現状を変えようとするアントレプレナーシップやチャレンジ精神が欠かせません。枠にとらわれず、もっとはみ出して常に新たな取り組みにチャレンジする姿勢を持ってほしいのですが、そうした人財はまだまだ少ないように思います。しかし、社内からアントレプレナーシップが消えたわけでも、新たにつくらなければならないわけでもありません。それらは創業以来の遺伝子として私たちの中に眠っているはずなので、人財の力や可能性をもっと引き出していきたいと思っています。そのため、現在、当社では従業員エンゲージメントを重視しており、まずは自ら課題を見つけて率先して行動できる人財を育てていきます。

また、長期ビジョン実現のためには、ジェンダーをはじめ、さまざまな考え方・知識・経験など多様性を認め合うダイバーシティに満ちた組織をつくることが大切だと考えています。お互いの多様性を尊重することでシナジーが生まれ、これが業績の向上につながり、最終的には個人の成長にもプラスになって返ってきます。この人的資本こそが、これから当社グループが取り組もうとしているさまざまな経営戦略を実現するための「鍵」となります。加えて、経営戦略と人財戦略は連動していることから、中長期視点でのサクセッションプラン(後継者育成計画) の議論も進めています。経営に不可欠なのは、企画・戦略・実行能力と、リスクおよび人財マネジメント能力です。事業内容を理解し、それに関わる人の動きを見ながら、これからの経営の方向性や現状の問題点を指摘できる、広い視野を持つ人財を育成していかなければなりません。また、生産ラインなどの現場では、従業員の技術伝承も含めたサクセッションの仕組みを構築していくことも重要と捉えています。

従業員一人ひとりがミッションを体現し新たな挑戦をしていくことで、心と体を豊かにする新しい“食”、社会課題を解決する新しい“食”をグローバルに提供する。これこそがニッスイグループが志向する未来です。

system, 株式会社ニッスイ サステナビリティ推進部, 外部協力者, 株式会社ニッスイ コーポレートコミュニケーション部, 株式会社ニッスイ 人事部人事課