The Nissui Group's Sustainability Initiatives ニッスイグループのサステナビリティ

マテリアリティ(重要課題)

ニッスイグループの事業およびステークホルダーの双方の観点からさまざまな社会課題の重要度を調査・検討し、2016年に3つの重要課題(マテリアリティ)を特定しました。今後さらにステークホルダーとの対話を重ね、グループ全体での活動を推進し、サステナビリティ経営の深化を目指します。

マテリアリティの特定プロセス

【図版】マテリアリティの特定プロセス

ニッスイグループが取り組むべき社会課題の抽出

多様な社会ニーズ・要請に対応するため、社会の期待、お客様の重要課題、競合の重要課題から社会課題を選択。ニッスイグループの事業領域やお客様層を考慮し、取り組むべき29項目の課題を抽出しました。

重要度測定・重要課題の特定

抽出した29項目の課題について、ステークホルダー(お客様、従業員、NPO/NGO、株主の571名)にアンケートを実施し、課題の重要度を測定しました。
また、経営陣によるワークショップを実施し、事業視点からも重要度を測定。「ステークホルダー」と「事業」の2軸で取り組むべき重要課題を特定しました。

【写真】マテリアリティの特定プロセス
【写真】マテリアリティの特定プロセス

【図版】重要度測定・重要課題の特定

(注):太字/下線箇所はマテリアリティとして特定した項目

マテリアリティの決定

取り組むべき重要課題を基に3つの分野のマテリアリティとしてまとめ、これらについて有識者とのダイアログを実施し、グローバルな視点からご意見をいただきました。
その後、取締役会の審議を経て、ニッスイグループが取り組むマテリアリティを決定しました。
今後定期的に見直しをしていく予定です。

system, 株式会社ニッスイ サステナビリティ推進部, 外部協力者, 株式会社ニッスイ コーポレートコミュニケーション部

ニッスイグループが取り組むマテリアリティ

豊かな海を守り、持続可能な水産資源の利用と調達を推進する

水産資源の利用と調達では、資源の維持と労働における人権課題の解決が求められています。ニッスイグループは海の恵みに感謝し、これからも漁業・養殖他において資源を持続的に利用する技術開発に取り組み、環境や資源を次の世代につなぎます。また、サプライヤーとの協働により人権を尊重した持続可能な調達を推進します。

対応するイシュー(社会課題):「森・川・海」の保全、海洋プラスチック、水産資源の持続可能性、持続可能な調達

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具体的取り組み

安全・安心で健康的な生活に貢献する

グローバル社会には、紛争や貧困により飢餓に苦しむ人々がいる反面、先進国では高齢化や過剰栄養、フードロスが課題となっています。水産物は貴重な食料資源であるとともに、健康的な食として世界中に受け入れられ、魚に含まれる機能性成分にも注目が集まっています。
ニッスイグループは100年以上にわたり、海の恵みを生かす技術とイノベーションを培ってきました。限りある資源を無駄なく有効活用するとともに、食のおいしさや楽しさと健やかな生活に貢献します。

対応するイシュー(社会課題):健康、R&D・イノベーション、品質、フードロス

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具体的取り組み

社会課題に取り組む多様な人財が活躍できる企業を目指す

ニッスイグループは働く人の多様性を積極的に取り入れることが組織の活性を促し、事業の発展にもつながると考えています。 事業活動を通じ、グローバルやローカルでの社会課題に積極的に取り組む人財の育成を進めます。さらに、その取り組みを通して多様な人財が互いに磨き合い活躍できる企業を目指します。

対応するイシュー(社会課題):ダイバーシティ&インクルージョン、人財育成

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具体的取り組み

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ニッスイグループが取り組む重要課題(マテリアリティ)とSDGsの結びつき

2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)」とニッスイグループが取り組む重要課題、重点取り組みテーマとの結びつきについて改めて整理するとともに、SDGsの達成を意識して重要課題に取り組みます。

SDGs
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豊かな海を守り、持続可能な水産資源の利用と調達を推進する

対応するイシュー(社会課題):「森・川・海」の保全、海洋プラスチック、水産資源の持続可能性、持続可能な調達

重点取り組みテーマ 「森・川・海」の保全 14.1 13.1 6.6   15.1           17.17
海洋プラスチック 14.1   6.3 11.6   12.5
12.8
        17.17
水産資源の持続可能性 14.2
14.4
  6.3             8.9 17.16
17.17
生物多様性の保全 14.1 13.1     15.1
15.2
          17.17
持続可能な調達           12.2       8.7  
環境マネジメント   13.2
13.3
6.3 11.6   12.5         17.17
環境負荷低減   13.2 6.3 11.6   12.5         17.17

安全・安心で健康的な生活に貢献する

対応するイシュー(社会課題):健康、R&D・イノベーション、品質、フードロス

重点取り組みテーマ 豊かな暮らしのための研究開発             3.d 2.2      
安全・安心の考え方と体制                      
安全・安心を届けるための取り組み                      
フードロス           12.3
12.8
        17.17

社会課題に取り組む多様な人財が活躍できる企業を目指す

対応するイシュー(社会課題):ダイバーシティ&インクルージョン、人財育成

重点取り組みテーマ ダイバーシティ&インクルージョン                 5.1 8.2  
働き方改革                 5.b 8.2  
女性活躍                 5.1
5.5
8.2  
シニア・障害者・外国籍者雇用                   8.8  
人財育成                   8.5  
労働安全                      
健康経営                      

その他取り組み課題

重点取り組みテーマ ガバナンス                 5.1    
社会貢献活動 14.a         12.3   2.1   8.3 17.17

(注):表中の数字はSDGsのターゲット番号です

system, 株式会社ニッスイ サステナビリティ推進部, 外部協力者, 株式会社ニッスイ コーポレートコミュニケーション部