Environment 環境

生物多様性の保全

ニッスイグループは生物多様性を守ることの重要性を考え、2014年に環境憲章を改訂し、行動方針に「生物多様性の保全」の推進を謳っています。以降、全国の事業所周辺地域の自然環境における生態系保全活動を行っています。

「国連生物多様性の10年日本委員会」(UNDB-J)連携事業の認定

UNDB-Jは、愛知目標(注)の達成を目指し、国内のあらゆるセクターの参画と連携を促進、生物多様性の保全と持続可能な利用に関する取り組みを推進するため、2011年9月に設立された委員会です。その活動の一つとして連携事業の認定があり、UNDB-J構成団体や関係省庁の関連する事業において「多様な主体の連携」「取り組みの重要性」「取り組みの広報の効果」等の観点から、推奨する活動に対し審査を行っています。

2020年4月7日、ニッスイグループの「おさかなをはぐくむ湧水と海を守る森」での森林保全活動が、UNDB-Jの連携事業として認定されました。これは森林の保全により栄養豊富な湧水を保ち、多様な生物が暮らす豊かな海の形成を目指す活動で、ニッスイ、共和水産(株)、弓ヶ浜水産(株)、鳥取県、鳥取県琴浦町との協働により行われているものです。ニッスイグループはこれからも様々なステークホルダーと連携をとりながら、マテリアリティ(重要課題)のひとつ「豊かな海を守り、持続可能な水産資源の利用と調達を推進する」の達成のため活動を行ってまいります。

本件のニュースリリース

(注):国連では2011 年から2020 年までを「国連生物多様性の10 年」と定めている。2010年10月に名古屋で開催された国連生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)では、生物多様性保全のための新たな世界目標「愛知目標」が採択された。

【画像】国連ロゴ

UNDB-Jのシンボルマーク

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藤前干潟環境学習

2019年6月2日、名古屋市にあるラムサール条約登録 藤前干潟にて生物多様性を学ぶイベントを開催し、ニッスイグループの従業員と家族27名が参加しました。このイベントは、2018年に引き続き2回目の実施です。
NPO法人 藤前干潟を守る会の協力を得て、レクチャーでこの干潟の歴史を知り、裸足になって干潟の中に入りたくさんの生き物を見つけ、多様性を肌で感じました。また近くの岸壁のごみを拾い集め、海の大切さを感じる一日となりました。

【写真】藤前干潟
【写真】藤前干潟
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スマスイで海の生き物を知ろう 感じよう

2019年3月9日、神戸市立須磨海浜水族園にて海の生き物を身近に感じ、海洋環境や海洋生物多様性を学ぶイベントを開催し、ニッスイグループの従業員と家族110名が参加しました。
バックヤードを巡り飼育業務の説明を受け、エサの準備や水槽の管理設備を見学しました。また、イルカに触れる体験を通じて、魚以外の海に生きる生き物を身近に感じ、大水槽前では海洋環境に関するレクチャーを受けました。
ニッスイグループで働く私たちにとって大切な「海」の現状を知り、そこに生きる生き物を守り続けたいと思う気持ちを高めました。

【写真】神戸市立須磨海浜水族園
【写真】神戸市立須磨海浜水族園
【写真】神戸市立須磨海浜水族園
【写真】神戸市立須磨海浜水族園
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博多湾地行浜の海作り活動

2019年9月8日、博多湾地行浜でアマモ(注)の苗作り、植え付けイベントを開催し、ニッスイグループの従業員と家族46名が参加しました。このイベントは、2018年に引き続き2回目の実施です。
一般社団法人ふくおかFUNの協力を得て、博多湾の海底ごみの状況や貧酸素問題についてレクチャーを受けた後、アマモの種を練りこんだ種団子とアマモの苗を作りました。参加者はシュノーケルを使って苗を植え付けたり、海岸から種団子を投げ入れたりして、浜にアマモ場を作る活動を行いました。
また、2018年に植え付けたアマモがしっかりと根付いている様子も確認できました。地行浜が豊かな海に育っていくことを期待し、今後も海作りの活動を続けてまいります。

(注)アマモ:海中に生える種子植物で、小魚や小エビの生息の場となり、"海のゆりかご"と呼ばれる。

【写真】博多地行浜_2019-1
【写真】博多地行浜_2019-2
【写真】博多地行浜_2019-3
【写真】博多地行浜_2019-4
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安城工場のビオトープ

安城工場では排水路を再整備する際、ビオトープを設置し、魚や水生昆虫、水草などの生態系を再現しました。さらに、このビオトープは地域の小学生の環境学習の場としても利用されています。きれいな水を守りながら、生物多様性の保全と地域社会に貢献する取り組みです。

【写真】安城工場のビオトープ
【写真】安城工場のビオトープ
【写真】安城工場のビオトープ
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準絶滅危惧種「フエコチドリ」の保護(ゴートンズ社)

フエコチドリはIUCNレッドリスト(注1)で準絶滅危惧種(NT)に分類されており、ニッスイの海外グループ会社であるゴートンズ社が拠点を置く米国北東部ニューイングランド地方においても絶滅が心配されている小鳥です。その住処は海岸で、人や犬などの営巣地への侵入が減少理由と言われています。

ゴートンズ社のある港町、マサチューセッツ州グロスターのグッド・ハーバー・ビーチ(Good Harbor Beach)では、多くのボランティアがフエコチドリ保護活動を行っています。2018年には、ゴートンズ社のメンバーも参加した取り組みが実を結び、多くの卵が浜辺に産み落とされました。
2019年、ゴートンズ社は、グロスターの自治体やその他の活動団体(注2)と2年目となるパートナーシップを組み、繁殖期間の保護活動を実施しました。フエコチドリは5月の終わりから6月の初めにかけて産卵する傾向があります。そのため、ヒナが最も脆弱な状態にあるその生後数か月間、見守りを行うことにしました。ボランティアたちは、6~7月の毎週、月・水・金曜日の1時間、地元のグッド・ハーバー・ビーチを歩きながら見回りを行い、ビーチを行く人や犬などからヒナを保護しました。 結果、関係するすべての協力者の努力により、卵からかえった4羽のヒナのうち3羽が生き延び、浜辺から移動することができるようになりました。

(注1)IUCNレッドリスト:IUCN(国際自然保護連合)が作成した絶滅危機にある生物のリスト。9万種の生物についての情報が掲載され、日本の環境省が作成しているレッドリストもその評価がもとになっている。

(注2)The Gloucester Conservation Department(グロスター環境保護局), Essex County Greenbelt, Mass Wildlife, Gloucester DPW。

【写真】フエコチドリ
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水生生物の保全と保全区域の拡張(ニッスイタイランド社)

ニッスイの海外グループ会社であるニッスイタイランド社(以下NTC)は、タイのハジャイでトラウトをはじめとした水産品の加工を行っています。 NTCは自社が拠点を構える地域と、その地域の資源や環境の保全を重要視しています。そこで2019年4月、従業員たちは、地域の資源や環境の持続可能性を守るため、水生生物の保全および保全区域拡張の活動に参加しました。この活動では、学生や地域住民とともに地元の在来種である魚を公共運河に放流し、今後それらの魚が繁殖できるようにしました。

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