ニッスイグループはCO2、水、廃棄物を環境に関する重要3指標としています。2021年度に長期ビジョン「GOOD FOODS 2030」、2025年度に中期経営計画「GOOD FOODS Recipe2」を策定し、環境負荷低減に関しても、より意欲的な目標を設定し取り組みを行っています。
サステナビリティの目標(長期ビジョン「GOOD FOODS 2030」/中期経営計画「GOOD FOODS Recipe2」)
環境データ
指標 | 対象範囲 | 実績 | KPI | ||||
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2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | 2024年度目標 中期経営計画 「GOOD FOODS Recipe1」 |
2027年度目標 中期経営計画 「GOOD FOODS Recipe2」 |
2030年度目標 長期ビジョン 「GOOD FOODS 2030」 |
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水の使用量 (基準年度:2015年度、単位:原単位) |
ニッスイ 国内 グループ |
4.0%削減 | 1.2%増加 | 2.3%増加 | 10%削減 | 10%削減 | 20%削減 |
ゼロエミッション率99%以上の事業所の割合 | ニッスイ 国内 グループ |
78.6% | 78.6% | 70.4% | 85% | 85% | 100% |
ニッスイのグループ会社であるモガミフーズでは、冷凍調理製品の製造を行っています。2022年度、モガミフーズでは、具材ラインの真空冷却機を更新しました。その際、屋外機についてもクーリングタワー方式からチラー方式に切り替えし、不要となったクーリングタワー1台を撤去しました。それまでクーリングタワーでは蒸発による水の損失が発生していましたが、この切り替えによりその問題が解消され、水の使用量を削減できました。またその他、製造ラインで使われている部品変更なども行い、それらの取り組みも合わせると、合計約2,200㎥/年の使用水削減につながりました。
チラー(冷却水循環装置)
TCFDのシナリオ分析において、水リスク評価のグローバルスタンダードのうち、世界資源研究所(WRI)のAqueduct(アキダクト)を用いて、国内・海外の生産・物流拠点別に洪水リスクと渇水リスクの評価を行いました。今後は継続的に使用水の削減に取り組むとともに、水リスク評価方法の精緻化についても検討を進めていきます。
2025年3月、グループ会社の黒瀬水産株式会社が養殖する「黒瀬ぶり」の加工時に不可食部分として肥料などに使われている皮をアップサイクルしたフィッシュレザー「namino leather」(ナミノレザー)を開発しました。
2025年春より、欧米や国内のアパレルメーカーなどに向けテスト販売を開始します。
「namino leather」ブランドサイト:https://www.naminoleather.com/
namino leather 「白波」
namino leather 「黒瀬」