Environment 環境

環境負荷低減

リード文

ニッスイグループはCO2、水、廃棄物を重要3指標とし、環境負荷低減に取り組んでいます。これまでは3年単位での目標設定および進捗確認でしたが、新たにニッスイおよび国内グループ会社を対象とした中長期の目標を策定しました。SDGs、パリ協定、循環型社会の実現など、地球規模で示されるさまざまな持続可能性のビジョンに対し貢献していきます。

環境負荷低減の中長期目標(基準年度 2015年度)

環境指標 対象範囲 3カ年目標(~2018年度) 中期目標
(~2023年度)
長期目標
(~2030年度)
  2018年度結果
CO2 ニッスイおよび国内のグループ会社 2%削減(総量) 3.9%削減(総量) 10%削減(原単位) 15%削減(原単位)
1%削減(総量) 1.1%増加(総量) 10%削減(原単位) -
廃棄物

①3%削減(総量)

②ゼロエミッション率
直営工場99%以上
グループ工場95%以上

①12.3%増加(総量)

②ゼロエミッション率
達成事業所数
直営工場 7/8
グループ工場 20/26

①5%削減(原単位)

②ゼロエミッション率99%以上の事業所の割合を75%とする

 
ゼロエミッション率99%以上の事業所の割合を100%とする
フロン漏洩量 ニッスイ個別 - - 1,000t-CO2/年未満 -
株式会社ディ・エフ・エフ, 日本水産株式会社 CSR部CSR課, 外部協力者

姫路総合工場 関西エコオフィス大賞奨励賞受賞

姫路総合工場は、従業員参加型のエコ推進活動に取り組んでいます。活動を企画する「エコ推進委員会」を発足し、各種取り組みを推進。エレベーターを使用しないで階段利用を推進するエコササイズ(姫路総合工場の造語)や、従業員からアートやポスターを募集するエコアート、エコ・安全川柳の募集、手作りうちわ教室など、気軽に皆が参加できるエコ活動を行っています。
これらの活動を社内外へ積極的に発信していることが評価され、2017年度関西エコオフィス大賞(注)奨励賞を受賞しました。

(注)関西エコオフィス大賞・・・身近な省エネルギー等の取り組みを実施する「関西エコオフィス宣言事業所」の中から特に優れた取り組みを行っている事業所を表彰するものです。

【写真】姫路エコオフィス

 

株式会社ディ・エフ・エフ, 日本水産株式会社 CSR部CSR課

環境に配慮した商品設計

おさかなソーセージ エコクリップ

ニッスイのおさかなソーセージのパッケージには、従来の留め金に代わって、「エコクリップ®」が使われています。アルミを年間120t削減できるほか、召し上がっていただいた後のごみの分別の徹底にもつながります。
 

 

新技術「ラクあけ」によるユーザビリティーの向上

2007年よりすべての「エコクリップ®」製品では、はさみなど刃物がなくてもフィッシュソーセージを開封できる「めくっテープ®」が使われてきましたが、2019年3月、「北海道ソーセージ」と「真あじの旨味ソーセージ」において、新技術「ラクあけ」の導入を行いました。「ラクあけ」は、内装フィルムのシール部分を「どこからでも」「何度でも」開けることができるという、ユーザビリティー(使いやすさ)の向上を実現した機能デザインとなっています。今後はこの技術を他のフィッシュソーセージ製品に拡大し、より多くのみなさまにフィッシュソーセージを手軽に召し上がっていただくことを目指します。
 

 

ラクあけ4本束 ラクあけ
ラクあけ2 ラクあけ


 

自然解凍でおいしい

凍ったままお弁当に入れられる「自然解凍でおいしい!」シリーズは、電子レンジでの加熱調理が不要の「エネルギーがかからない」冷凍食品です。こちらは2012年、エコプロダクツ大賞推進協議会特別賞(節電優秀賞)を受賞しており、エコ調理を実現したシリーズとして長く愛されています。

【写真】3種の和惣菜 【ロゴ】エコプロダクツ大賞

 

容器包装の軽量化

社内の資材軽量化プロジェクトでは、家庭用調理冷凍食品と家庭用加工食品の主要アイテムを中心に、循環型社会のための3R推進に欠かせない容器包装の見直しを進めています。
2018年度は家庭用調理冷凍食品21アイテム、家庭用加工食品13アイテムで、外装フィルムの横幅短縮や厚みの薄肉化を行い、フィルム一枚当たりの重量を軽量化しました。これらの取り組みにより、年間で4,896kgのプラスチック容器の削減が実現しました。

Shift to Lightweight Containers and Packaging

 

株式会社ディ・エフ・エフ, 日本水産株式会社 CSR部CSR課, 外部協力者

バイオマス発電でメタンガス排出を抑制

2018年度、八王子総合工場では廃水処理に関して、既存の酵母処理施設の増強として嫌気性のオゾン処理施設を導入しました。ただし新施設における廃水処理過程では、CO2よりはるかに大きな温室効果を持つメタンガスが発生してしまいます。そこで、処理過程で発生したメタンガスについては回収し、発電機で燃焼させるというバイオマス発電についても開始しました。これにより廃水処理に付加価値を設けることができ、またメタンガスをそのまま大気に放出してしまうことによる温暖化の促進を防止します。そのメタンガスの排出抑制量はCO22,380t/年となる見込みです。

【写真】鹿島医薬品工場_ボイラー

八王子総合工場 バイオマス発電施設

株式会社ディ・エフ・エフ, 日本水産株式会社 CSR部CSR課

不要な油を活用しCO2 排出量を削減

ファインケミカル総合工場では、製品の製造過程で発生する不要な油をそのまま廃棄するのではなく、工場内のボイラー燃料として有効活用しています。都市ガスを燃料として使った場合に比べ、CO2の排出量を削減することができます。

【写真】鹿島医薬品工場_ボイラー

鹿島医薬品工場 ボイラー

株式会社ディ・エフ・エフ, 日本水産株式会社 CSR部CSR課

汚泥活用

つくば工場では、機能性素材として国内外向けの機能性脂質EPA・DHAの精製などを行っており、それら魚油の色素成分の吸着には白土を使用しています。これまで使用後の廃白土については、産業廃棄物(汚泥)としてセメント工場に処理委託していましたが、2018年度より牧場向けの堆肥の水分調整剤として有価での出荷を始めました。環境汚染物質など安全性のチェックも行い、2018年度の総量は171.8t/年となりました。つくば工場では、この取り組みを継続的に実施できる廃棄物削減活動と位置付けています。

【写真】つくば工場の廃白土を使った肥料

つくば工場の廃白土を使った肥料

株式会社ディ・エフ・エフ, 日本水産株式会社 CSR部CSR課, 外部協力者

冷凍倉庫会社と協力し電力削減(ゴートンズ社)

ニッスイ海外グループ会社であるゴートンズ社は、米国マサチューセッツ州の歴史ある港町グロスターで水産物を用いた冷凍調理食品を製造しています。2018年は、提携先である冷凍倉庫会社アメリコールド社と協力し、CO2排出の削減の取り組みを行いました。アメリコールド社のアンモニア圧縮機を使ってアンモニア冷媒(注)を両社の冷凍庫に供給し、この結果として冷凍庫にかかる電力量を50万kWh削減、これは一般家庭おおよそ50世帯分の年間使用量にあたります。ゴートンズとアメリコールド両社にとって大幅なコスト削減となり、またどのようにビジネスパートナーと協同すれば大きな環境負荷削減達成につながるのかを示すこともできました。

(注)アンモニア冷媒:単位あたりの発熱量が多いが、毒性や可燃性があり管理に注意が必要。

【写真】ゴートンズ グリーンチーム

 

株式会社ディ・エフ・エフ, 日本水産株式会社 CSR部CSR課, 外部協力者