ニッスイでは、若年層にもっと魚について知ってもらい、魚を食べてもらいたいという思いから、水産庁が定める「いいさかなの日」(11月3~7日)を機に、ニッスイの主力商品である「おさかなのソーセージ」や「おいしいものをちょっとだけ」(ちくわ)を使った新感覚スイーツ「フィッチュロス」を提供するイベントを開催。会場では「魚がもっと食べたくなる新しい“食”のアイディア」を来場者から募集する企画も実施しました。
また、長野県でのサッカーイベントや、大阪府の市場祭りでブースを出展し「おいしいおさかなクイズ」を実施。多くの方にご参加いただき、クイズを通して、練り製品は魚から作られていること等を楽しく学んでいただく機会となりました。こうした取り組みにより、若い世代が魚をより身近に感じ、もっと食べたくなるきっかけを創出し、魚食の普及につなげています。
「フィッチュロス」を楽しむ来場者
「おいしいおさかなクイズ」の様子
ニッスイグループの株式会社ニッスイサーモンは鳥取県境港市と協力し、地元食材への関心を高める食育活動の一環として「銀ざけ集会」を2013年から毎年実施しています。これまでは保育園を訪問し境港サーモンの卵から食卓に届くまでの過程を紙芝居形式で読み聞かせを行っていましたが、2020-2021年度は各保育園の先生にお願いし実施しました。子どもたちは紙芝居や映像を通じてギンザケの養殖を楽しみながら学び、給食ではギンザケを味わい笑顔を浮かべました。

お話を聞く子どもたち
子どもの頃から食の生産現場にふれ、ものづくりへの興味を育んでほしい。食の大切さを知り、魚食に親しんでほしい。そんな思いから、八王子総合工場、姫路総合工場、安城工場、戸畑工場の4つの食品生産工場で、近隣の小学生の食育のため、工場見学を受け入れています。(一般のお客さまの工場見学は実施しておりません。)

安城工場の見学
2025年11月25日、近隣小学校の3年生13名が姫路総合工場を見学しました。白衣に着替えて工場内に入り、ちくわの原料となるスケソウダラやすり身、練り肉に実際に触れる体験や、生産工程を間近で見学しました。また、専用の機器を使用したちくわの焼成体験にも挑戦し、自分たちで焼き上げたできたてのちくわや春巻を、おいしそうに試食する様子が見られました。見学の最後には、ソーセージやノベルティをお土産としてお渡ししました。後日、お礼の感想やイラストが届き、工場内に掲示しています。

姫路総合工場の見学
大分海洋研究センターのある大分県佐伯市は、江戸時代に「佐伯の殿様、浦でもつ」と言われたほど漁業がさかんな町です。そのような地域に養殖に特化した研究所があることを周辺の方々に知っていただこうと、地元の小学生を対象とした社会見学と中学生向けの職場体験を行っています。子どもたちが水産や養殖に興味を持つきっかけとなり、またその中から未来の研究者が生まれてくれたらとプログラムを工夫しています。
地元の小中学生を迎え、大分海洋研究センターの研究取り組みや実際の給餌を体験してもらうプログラムを実施しました。まずは、養殖研究の説明に加えて、お魚クイズに答えてもらいました。ブリ、マグロだけでなく、テナガエビなども良く知っている子どもたちが多く、流石佐伯っ子という感じでした。餌用プランクトンの顕微鏡観察では、「かわいい」「気持ち悪い」などの色々な感想がありましたが、魚の餌やり体験では全員が大盛り上がりでした。2時間ほどの見学でしたが、もっとゆっくり来たかったという声も多く、存分にお魚体験を楽しんでくれました。
| 実施日 | 学校名 | 参加人数 |
|---|---|---|
| 2025年11月10日 | 佐伯市立鶴谷中学校 | 21名 |
| 2025年11月27日 | 佐伯市立佐伯東小学校 | 28名 |


2025年7月8日、佐伯市立鶴見中学校の生徒3名が職場体験に来ました。体験してもらった内容は、生物餌料(餌用のプランクトン)の日常管理や魚の給餌、飼育試験の体測や解剖などでした。前者では生き物の研究をするために毎日欠かせない作業があること、後者では飼育試験のデータを取って解析することで明らかになることがあることを知ってもらいました。給餌やデータの記録、解剖などに熱心に取り組む姿は、研究者の卵といった感じでした。
また、2026年2月27日、佐伯市立鶴谷中学校で開催された地元企業説明会に参加しました。
| 実施日 | 学校名 | 参加人数 |
|---|---|---|
| 2025年7月8、9日 | 佐伯市立鶴見中学校 | 3名 |
| 2026年2月27日 | 佐伯市立鶴谷中学校 | 20名 |


2024年12月27日、大分海洋研究センターで働く従業員のご家族を対象に、お仕事参観日を開催しました。センター長からニッスイや養殖研究について説明、3名の研究員による講義、施設見学を実施しました。その後、黒瀬ぶりや白姫えびなどの食べ比べを行い、ニッスイ商品を堪能していただきました。普段知らない家族の働く姿に感心され、ご自宅に戻られてからも話題が尽きなかったそうです。

ニッスイグループの長崎造船株式会社では、地元高校生の校外学習の一環として、職場見学を受け入れています。2025年度は長崎市内の5校から合計79名の高校生を迎え、船の種類および建造工程の説明や、工場内の見学を行いました。

| 実施日 | 高校・学科(コース)名 | 参加人数 |
|---|---|---|
| 2025年7月16日 | 長崎総合科学大学附属高等学校 エンジニアコース | 35名 |
| 2025年7月22日 | 海星高等学校 | 1名 |
| 2025年7月28日 | 瓊浦高等学校 | 1名 |
| 2025年10月6日 | 創成館高等学校 | 1名 |
| 2025年10月29日 | 長崎工業高等学校 機械システム科 | 39名 |
| 2025年12月9日~11日 | 長崎工業高等学校 機械科・機械システム科 | 2名 |
ジュニアEXPO2025教育プログラム(注)の一環である「リサーチミーティング」に、SDGsに取り組む企業として2020~2024年度の5年連続で参加しました。このリサーチミーティングは、全国の中学生と企業が意見交流をする場で、2024年度はすべてオンラインで行われました。企業からSDGs達成に向けた取り組みについて紹介し、その後、生徒から質問を受け意見交換を行いました。

| 実施日 | 学校名 | 学年 | 参加人数 |
|---|---|---|---|
| 2024年11月20日 | 大分中学校 | 1~3年 | 51名 |
| 横浜国立大学教育学部附属鎌倉中学校 | 2年 | 137名 | |
| 平塚市立江陽中学校 | 2年 | 185名 | |
| 加古川市立義務教育学校両荘みらい学園 | 1~2年 | 95名 | |
| 2024年11月26日 | 浜松市立蜆塚中学校 | 2年 | 123名 |
| 宇治市立北宇治中学校 | 1~2年 | 314名 | |
| 町田市立南成瀬中学校 | 2年 | 163名 |
(注)ジュニアEXPO2025教育プログラム:
概要:これからの未来を担う子どもたちが、開催前から大阪・関西万博に向けた取り組みに参加し、SDGsについて学び、地域や社会の課題について子どもたち自らが発見しながら、同万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」のためのアイデアを考えてもらうことを目的としています。また、2025年に開催される万博の会場へ実際に足を運びたくなるよう、興味・関心を高めてもらうことを目指しています。
事業主体:公益社団法人2025年日本国際博覧会協会
ニッスイでは、ニュージーランド先住民族マオリの研修生を日本に迎える研修を2002年から実施しています。
東京イノベーションセンター玄関口の「テ・ワレオ・タンガロア(マオリ族に伝わる海の神とこの神が統治する世界を表す神像)」の前で
養殖会社での研修
2001年、ニュージーランドに拠点を置くシーロード社がニッスイグループに加わりました。その際、ニッスイは同国の先住民であるマオリ族の水産業発展に貢献することを目的として、Te Ohu Kaimoana(TOKM/ワイタンギ条約(注1)漁業委員会)(注2)と協働で本研修を開始することとしました。
(注1)ワイタンギ条約:1840 年に先住民族マオリとイギリス王権との間で締結された停戦条約。この条約でマオリの漁業権が承認された。
(注2)Te Ohu Kaimoana:マオリの漁業枠を管理する法定機関。
研修生が関心を持つ領域をあらかじめ確認し、その希望も踏まえてニッスイ社内の関係部署およびグループ会社で、約半年間の講義および現場実習などのプログラムを実施しています。
2002~2025年までに17期24名の修了生を輩出しています。修了後、研修生の大半が水産政府機関、TOKM、Moana New Zealand、シーロード社などで活躍しています。
ニッスイ支援額:約400万円/1名
ニッスイのグループ会社である日本海洋事業株式会社は、国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)が所有する研究船等の運航・管理業務を受託しています。海底広域研究船「かいめい」などの運航や、有人潜水調査船「しんかい6500」および無人探査機などの運用・メンテナンス、日本周辺を中心とする地震発生帯の海底下地殻構造探査など、最先端の海洋観測ニーズに応えています。
日本海洋事業は、2024年4月に、日本郵船株式会社とのコンソーシアムを通じ、洋上風力発電の総合訓練センター「風と海の学校 あきた」を開所しました。本訓練センターでは、産官学連携のもと、秋田県立男鹿海洋高等学校実習棟および隣接する旧男鹿市立船川南小学校の一部を活用し、洋上風力発電作業員向けのGWO基礎安全訓練、船員向けのSTCW基本訓練、最新シミュレーターを使った操船訓練を提供しています。男鹿海洋高校の生徒へのシミュレーター開放や、近隣の小中学生を対象とした施設見学を実施しており、次世代の海洋人材育成に貢献することを目指すとともに、地元に長く根付き、地域に貢献できる仕事となるように、地元行政とも協力して事業を進めています。
訓練プール
消火訓練
操船シミュレーター