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持続可能な調達

リード文

ニッスイグループは、2030年までにニッスイグループの調達品について持続可能性が確認されていることを目指しています。
水産資源の利用と調達では、資源の持続と労働における人権課題の解決が求められています。わたしたちは全てのサプライヤーとの協働により、人権を尊重した持続可能な調達を推進します。

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ニッスイグループ調達基本方針の策定

原材料、または製品を調達する上で基本的な考え方を整理し、方針としてまとめました。

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サプライヤーガイドライン

持続可能な調達を行うため、お取引先とより強く協働する必要性があり、2022年6月、サプライヤーガイドラインを改定しました。このサプライヤーガイドラインは、「法令順守」「人権の尊重」「安全と健康」「環境への配慮」の項目から成り立っており、特に従業員の人権に重点を置いた内容となっています。

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推進体制‐サステナブル調達部会

サステナブル調達部会では、すべてのサプライヤーとの協働により、環境と人権に配慮した持続可能な調達を推進します。

図:推進体制‐サステナブル調達部会
サステナビリティ委員会
  • 委員長:代表取締役社長執行役員(CEO)
  • メンバー:全執行役員、社外取締役
  • 事務局:サステナビリティ推進部
  • 報告先:取締役会
  • 開催頻度:年6回
サステナブル調達部会
  • 部会長:常務執行役員(水産事業執行)
  • メンバー:執行役員(QA部門・サステナビリティ推進部管掌)、FC事業副執行、水産事業第一部、水産事業第ニ部、水産事業第三部、水産事業第四部、原料開発部、食品生産推進部、品質保証部、業務用食品部 、家庭用食品部
  • 事務局:サステナビリティ推進部
  • 開催頻度:年4回
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目標と実績

長期ビジョン「GOOD FOODS 2030」/中期経営計画「GOOD FOODS Recipe1」および「GOOD FOODS Recipe2」における目標と実績は下記の通りです。

指標 対象範囲 実績 KPI
2022年度 2023年度 2024年度 2024年度目標
中期経営計画
「GOOD FOODS Recipe1」
2027年度目標
中期経営計画
「GOOD FOODS Recipe2」
2030年度目標
長期ビジョン
「GOOD FOODS 2030」
1次サプライヤー
アセスメント比率
ニッスイ
グループ
ニッスイ個別の
1次サプライヤー
22%
ニッスイ個別の
1次サプライヤー
92.0%
ニッスイ個別の
1次サプライヤー
97.5%
ニッスイ個別の
1次サプライヤー
100%
国内グループの
主要な
1次サプライヤー
100%
グループの
主要な1次
サプライヤー
100%
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サプライヤーガイドラインの配布と同意確認書への署名

サプライヤーガイドラインをニッスイ個別のすべての1次サプライヤー(直接の取引関係がある国内・海外のサプライヤー)へ配布するとともに、同意確認書への署名を求めています。配布の際には説明動画を合わせて送付しています。同意確認書への署名を保留としたサプライヤーに対しては、必要に応じて対話を実施し、その理由をヒアリングするなどコミュニケーションを図っています。今後、グループのサプライヤーにも展開し、 グローバルに広がるサプライチェーン上の人権リスクの低減に努めます。

写真

サプライヤーとの対話

  2023年度 2024年度 2023-2024年度
サプライヤーガイドラインの配布 470社 35社 505社
サプライヤーによる同意確認書への署名 461社 35社 496社
同意確認書への署名比率 98.0% 100% 98.2%
同意確認書への署名を保留とした企業との対話実施 4社 - 4社

集計範囲:ニッスイ個別の1次サプライヤー

サプライヤーガイドライン配布時の説明動画

ニッスイが目指す持続可能な調達のためには、パートナーの皆さまの理解と協力が必要です。そのため、サプライヤーに対して、サプライヤーガイドラインを配布する際には、説明動画(日本語・英語)を合わせて送り、持続可能な調達に関する理解向上を図っています。

動画でお伝えしていること(抜粋)

  • ニッスイが実現したい持続可能な調達の姿
  • サプライチェーン全体を通したサステナブル調達の意義
  • サプライヤーガイドラインの目的と内容
キャプチャー

説明動画の画面

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サプライヤーにおける人権・環境デュー・デリジェンス

ニッスイグループ調達基本方針、サプライヤーガイドラインのもと、ニッスイグループのサプライチェーン上での人権・環境リスクを低減するため取り組みを行っています。サプライヤーの現状を確認・把握し、リスクがあると判断されれば一緒に改善していきます。

サプライヤーによるセルフチェック

2023年度、サプライヤーエンゲージメントのプラットフォームを導入し、登録されたニッスイ個別のすべての1次サプライヤー(直接の取引関係がある国内・海外のサプライヤー)とのコミュニケーションを可能にする仕組みを構築しました。この仕組みを通して、サプライチェーン上での人権・環境リスクを低減することを目的とし、サプライヤーのセルフチェックを進めています。サプライヤーがWeb上ですべてのセルフチェック項目へ回答すると、即座にレーダーチャートでレポートが表示されます。このレポートでは、回答済みサプライヤー全社の平均値と自社の結果が同時に表示されるため、サプライヤー自身が、不足している取り組み項目を確認できます。もし人権・環境の項目で基準に満たない場合は、回答の意図確認や実態把握のため、サプライヤーに対して訪問/オンラインでヒアリングの機会を設けるとともに、改善に向けたアドバイスを行います。

キャプチャー

セルフチェック回答後のレポート画面

  2023年度 2024年度 2023-2024年度
セルフチェックの依頼実施 454社 90社(注) 490社
セルフチェックへの回答 418社 83社 478社
回答比率 92.0% 92.2% 97.5%

集計範囲:ニッスイ個別の1次サプライヤー
(注):再依頼を含む

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購買担当者への従業員研修

サプライヤーにおける人権・環境デュー・デリジェンスの強化を目的とし、サプライヤーとの接点を持つニッスイ社内の購買担当者へも研修を実施しています。人権に関する社会課題とステークホルダーからの要請やサプライヤーガイドラインの必要性や変更点を説明し、持続可能な調達の推進のためサプライヤーとのコミュニケーションの充実を図っています。

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持続可能なパーム油の調達

パーム油はインドネシアやマレーシアなどの熱帯地域で栽培されるアブラヤシの果実から得られる植物油です。パーム油の生産地では農園開発に伴う熱帯林の伐採や森林・泥炭火災、生物多様性の損失、また労働者の安全面や人権面の課題などさまざまな問題が指摘されています。
ニッスイグループでは2017年8月に策定したニッスイグループ調達基本方針のもと、環境や人権に配慮した原材料調達に取り組んできましたが、パーム油固有の課題解決、また持続可能なパーム油の調達を推進するため、2021年1月にRSPO(Roundtable on Sustainable Palm Oil:持続可能なパーム油のための円卓会議)に加盟しました。RSPO認証パーム油の調達を推進する取り組みとして、2022年3月までに国内2工場でMB(マスバランス)方式によるRSPOサプライチェーン認証を取得しました。

外部イニシアティブへの参加​

【ロゴ】RSPO

4-1338-21-100-00

わたしたちの進捗状況をwww.rspo.orgでチェックしてください

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