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「森・川・海」の保全

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「森・川・海」の保全

海のめぐみを受けて事業を行うニッスイグループにとってその保全は重要です。水産資源の持続可能な利用のためには、今ある資源を管理することはもちろん、海そのものの力を維持・回復させる努力が必要となります。そのためにわたしたちが行っているのが「森・川・海」を一体と考えた活動です。

きっかけは、2011年2月にニッスイ本社で行った講演会「牡蠣が教えてくれたこと」です。宮城県気仙沼で牡蠣養殖を営む畠山重厚氏を講師にお招きし、「魚つき林」という昔ながらの漁村の人々の知恵とともに、豊かな森こそが豊かな海をはぐくむのだということを教えていただきました。
以降、わたしたちは「森・川・海」の連携保全をコンセプトにした活動を各地で行っています。

【写真】ニッスイ本社で、海を守るための植樹について話す畠山重厚氏

ニッスイ本社で、海を守るための植樹について話す畠山氏

system, 日本水産株式会社 CSR部CSR課, 外部協力者, 日本水産株式会社 広報課

「とっとり共生の森」への参画

おさかなをはぐくむ湧水と海を守る森

鳥取県では、ニッスイのグループ会社である弓ヶ浜水産(株)が養殖・加工事業を、共和水産(株)が漁業を営んでいます。弓ヶ浜水産の船上山採卵センターは、同県琴浦町内の大山隠岐国立公園内船上山のふもとに立地していますが、付近の広葉樹林は一部樹木の枯死もあり整備が必要な状態となっていました。
2018年10月30日、鳥取県、琴浦町およびニッスイの3者は森林保全・管理協定を締結し、付近の森林5.933ヘクタールを「おさかなをはぐくむ湧水と海を守る森」と名付けて保全していくこととしました。
2020年4月7日、この活動は「国連生物多様性の10年日本委員会」(UNDB-J)の連携事業として認定されました。

【写真】調印式 おさかなをはぐくむ湧水と海を守る森

保全活動

森を守っていくためには継続的な保全作業が必要です。
ニッスイグループでは、2018年の協定以降、従業員参加型の保全活動を毎年実施しています。参加者にとって「森・川・海」のつながりを実感する貴重な原体験の場であり、鳥取県関係者との交流を通して地元の文化に親しみ、グループ会社同士での交流を深める機会ともなっています。

2020年10月17日、通算第3回目となる保全活動を行いました。
新型コロナウイルス感染症対策のため、参加者をニッスイ鳥取県内事業所、弓ヶ浜水産、共和水産関係者や鳥取県関係者等の同県内に限定し、検温やマスク着用など、鳥取県のマニュアルに基づいた防止策を講じて実施しました。また、「みどりの少年団交流集会(注)」も同日に開催され、参加した小学生3名に対してニッスイグループの事業紹介や「森・川・海」に関するレクチャーを行いました。
当日は、ニッスイグループ、鳥取県・琴浦町他関係者、みどりの少年団関係者の総勢33名の参加となり、ソーシャルディスタンスを保ちながら、約40分間下草刈りで汗を流しました。

(注)みどりの少年団:公益社団法人鳥取県緑化推進委員会が主催。次代を担う子供たちが、緑と親しみ、緑を愛し、緑を守り育てる活動を通じて、ふるさとを愛し、そして人を愛する心豊かな人間に育っていくことを目的とした団体。

【写真】保全活動
【写真】保全活動
system, 日本水産株式会社 CSR部CSR課, 外部協力者, 日本水産株式会社 広報課

宇津貫緑地の保全活動

宇津貫緑地は、2011年に建設された東京イノベーションセンターに隣接する里山です。八王子みなみの地区という都心近くにありながら、ホタルが生息するなど、自然の宝庫でもあります。
2013年からは毎年、「宇津貫みどりの会」の指導のもと、事業所周辺の自然環境保全および地域社会との共生を目的とした活動を行っています。当日は、まず敷地内にあるログハウスで「森・川・海」のつながりや里山に生息する植物や動物について座学をし、その後実際に里山で下草刈りをはじめとする作業を行います。

2019年6月15日、第七回の活動を実施し、ニッスイの従業員と家族34名が参加しました。当日は雨天となったため、植物観察、竹細工、葉っぱの押絵等を行い緑地の自然に親しみました。

【写真】宇津貫緑地
【写真】宇津貫緑地

なお、ニッスイは2015年度より「宇津貫みどりの会」の賛助会員となっています。

system, 日本水産株式会社 CSR部CSR課, 外部協力者, 日本水産株式会社 広報課